• 会期:2026年3月14日(土)~5月10日(日)

    

ハラン(葉蘭/馬蘭)

 

【展示室3】

緑色の大きくてつやのある葉が、とても美しいハラン(葉蘭)は、蘭とは名前につきますが、キジカクシ科という科に属する常緑多年草。

葉には殺菌作用があるので、料理の仕切りなどに添えられることがあります。

花は直径3センチほどの赤褐色で多肉質、お椀状で単生し、地面にめり込んだように咲きます。ほのかにキノコのようなにおいを発し、キノコバエと呼ばれるハエ類に花粉を運ばせます。

花期は3月~5月で、株元に咲きますが、大きな葉に隠れて気づかれないことも多いです。花が終わると甘い香りを漂わせる緑色の果実が出来ます。地下茎は丈夫で横に這い、多くの根が出ます。

世界で最も変わった花と呼ばれるハラン(葉蘭)。ハランの花粉の運び手は、翅 (はね) を持たない土壌動物(メクジやヨコエビの仲間)によるとされ、他にほとんど例がないことから「世界で最も変わった花」と呼ばれていました。しかし、2017年に、他の植物と同じように飛ぶ昆虫(キノコバエ)によって運ばれていることが明らかになりました。「世界で最も変わった花」は、そこまで風変わりではなかったと言えるかもしれません。

学名:Aspidistra elatior
植物分類:キジカクシ科ハラン属
原産地:日本、中国
■中国では、大きなランという意味の「馬蘭(バラン)」と呼ばれ、
のちに「葉蘭(ハラン)」と呼ばれるようになり


    

ヒスイカズラ

【展示室2 パーゴラ】

花色が宝石の翡翠に似ていることから名づけられたヒスイカズラ。英名も、ジェードバイン(ジェード:翡翠、バイン:つる)とよばれます。フィリピン、ルソン島に自生する熱帯つる性植物です。

約8mのパーゴラに植栽されたヒスイカズラは、見ごろになると翡翠色の花が藤のように垂れ下がります。

藤のように花穂を長く下垂させ、長さ7.5cmほどの美しいエメラルドグリーンの花を多数咲かせます。その穂の長さは、時に1m以上に及ぶこともあります。
花も無数にありますが、このように目が覚めるような鮮やかな色の花を咲かせる植物は、他ではなかなか見受けません。
栽培には高温を要し、大型になることから一般家庭での栽培は難しく、もっぱら植物園などでの栽培に限られます。当館では、2000年の花博に合わせて植栽され、2005年に初めて開花しました。

さらに、2025年4月27日、開館以来初めて人工授粉による結実に成功しました。

詳しくはこちら「ヒスイカズラの人工授粉に初めて成功!— 初の結実!種子の採取・播種も順調に進行中 —」

以後、花数の多い少ないはございますが、毎年この時期に美しい翡翠色の花を見せてくれています。
宝石の翡翠のような花色が魅力のヒスイカズラがたくさん開花する圧巻の景色を、ぜひ本年もお楽しみください!

学名:Strongylodon macrobotrys
植物分類:マメ科ヒスイカズラ属
原産地:フィリピン
形態:つる性植物


    

青色コチョウラン “ ブルージーン® ”

【展示室2】

長年多くの育種家が挑戦しても成しえなかった「青いコチョウラン」を実現するため、千葉大学と石原産業株式会社が共同研究を実施。ツユクサの青色遺伝子とコチョウランが「奇跡的にめぐり逢い」完成した新品種です。

ツユクサ由来の青色遺伝子を導入することで、自然界には存在しない鮮やかな青色の花を実現しています。

花言葉は「奇跡のめぐり逢い」。

遺伝子組換え植物としての承認を得て、2022年6月下旬に一般販売が開始されました。

学名:Phalaenopsis ‘ Blue Gene’
植物分類:ラン科ファレノプシス属
園芸品種


    

デンドロビウム・エキスポ2025・大阪関西・ジャパン

【展示室2】

大阪・関西万博のために特別に品種改良された記念のラン、
「Dendrobium EXPO2025 Osaka Kansai Japan」が開花しました!

このランは、日本とシンガポールの外交関係樹立59周年を迎えた、2025年4月26日に開催されたシンガポールパビリオンのグランドオープニングセレモニーにてお披露目され、その後、あわじグリーン館に贈られました。
その後、当館にて栽培管理し、2025年8月18日、初めて開花しました。

団結と革新を象徴する赤と青が調和した鮮やかな紫色で、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が表現されています。

現在、開花中です!ミャクミャクカラーを眺めながら、大阪・関西万博を振り返ってみませんか?

学名:Dendrobium EXPO2025 Osaka Kansai Japan
(Dendrobium Isobel Barstow × Dendrobium Ow Foong Pheng)
植物分類:ラン科デンドロビウム属

※2025年にシンガポール植物園によって英国王立園芸協会に登録。


    

アングレカム・レオニス

【展示室2】

アングレカム・レオニスは、小型の着生ランで、革質の葉は鎌状をしており、最大で25.4 cmまで成長します。葉は茎に沿って一列に並び、各葉は前の葉と180度の角度で交互に配置されます。

花は1〜7個の花序に咲き、白い星形の花をつけます。花は長持ちし、ジャスミンに似た甘い香りが特徴です。萼片と花弁は広がり、花の直径は最大約10 cmに達します。
花色は白から淡い緑色で、基部は広く、先端に向かって細くなっています。

ラン科特有の唇弁は他の花弁より大きく、ずい柱と融合して花粉と胚珠を囲みます。
唇弁は基部に長い距があり、特徴的な形状をしています。

学名:Angraecum leonis
植物分類:ラン科アングレカム属
原産地:コモロ諸島、マダガスカル


    

パピリオナンセ・テレス

【展示室5】

パピリオナンセ・テレスは、ネパール東部、ブータン、インド北東部から、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、中国南部にかけて広く分布し、アンダマン諸島およびニコバル諸島でも確認されている着生ランです。このタイプのランの中でも、特に知名度が高く、分布域の広い代表的な種として知られています。

標高 250~850m の地域に自生し、タイでは各地で見られますが、特にドイ・ステープ(タイ北部チェンマイ近郊のステープ山頂)やメーホンソーン(タイ北西部、ミャンマーとの国境に位置する県)、
チェンライ(ミャンマー、ラオスと国境を接するタイ最北端の県)など、北西部の山岳地帯に大きな自生群落があります。
本種は 1915年、フリードリヒ・リヒャルト・ルドルフ・シュレヒターによって記載されました。

細長い円筒状の葉を持ち、蝶が舞うような優雅な花を咲かせるのが特徴です。
花色はピンクからマゼンタ系が多く、個体によっては濃い模様が入ります。

単茎性の着生ランで、一本の茎に沿って葉をつけ、上向きに成長します。
暖かく湿度のある環境と十分な日光を好み、木などに着生させて育てることができます。

学名:Papilionanthe teres
別名:棒バンダ
植物分類:ラン科パピリオナンセ属
原産地:東ヒマラヤ、中国南中部、南・東南アジア


    

オンシジウム・シャリーベイビー ‘スウィートフレグランス’

【展示室2】

オンシジウム・シャリーベイビー ‘スウィートフレグランス’ は、10 月から 3 月にかけて、深い赤と白の小さな花をたくさん咲かせる人気のランです。
背が高くしなやかに伸びる花茎の先にびっしりと花をつけ、ふんわりと漂う甘い香りが魅力の品種です。特に朝から午後の早い時間にかけて、濃厚なチョコレートの香りが最も強く感じられます。

栽培しやすいことでも知られており、花茎は 約 60 cm以上に伸びることも。
開花期になると、甘い香りが数週間もお部屋いっぱいに広がります。

チョコレート好きの方にも、香りのよいランをお探しの方にも、ぜひ育ててみてほしいおすすめの品種です。

学名:Oncidium Sharry Baby ‘Sweet Fragrance’
植物分類:ラン科オンシジウム属


    

ウツボカズラ(ネペンテス)

【テラス】

熱帯アジアにすんでいる「ウツボカズラ(ネペンテス)」。
ウツボカズラは、つるのようにのびて他の植物にからまりながら育ちます。
葉っぱの先がふくらんでできる“ふくろ”が、虫とりのわなになっています。

フタの裏にはあまい蜜が出るところがあり、いいにおいで虫をおびきよせます。
入り口はツルツルしていて、虫はすべって中に落ちてしまいます。
中には強い消化液がたまっていて、虫は出られません…!

小さなものは小指サイズでかわいいですが、大きいものはなんと45cmもあって、
ネズミまでとらえてしまうことも!
2022年8月20日(土)に、兵庫県立フラワーセンターが栽培する食虫植物ウツボカズラの一種
「ネペンテス・トランカータ」の捕虫袋が、 公式記録55.5㎝で世界最長の捕虫袋として、
世界記録に認定されました。

ちなみに、この”ふくろ”の上にフタは、虫を閉じこめるためではなく、雨よけなのです!

学名:Nepenthes
植物分類:ウツボカズラ科ウツボカズラ属
原産地:東南アジア


    

セファロタス・フォリキュラリス

【テラス】

セファロタスは、オーストラリア南西部の湿地にだけ自生する、とても珍しい食虫植物です。
「1属1種」しか存在しない特別な仲間で、植物の世界でも貴重な存在です。

葉が変化してできたつぼ型の“ピッチャー”で虫をとらえる点は、ウツボカズラやサラセニアとよく似ていますが、分類的にはまったく別の植物です。

セファロタスのピッチャーは、小さいながらもよくできていて、
・虫を誘導するための中央のひだ(フランジ)
・2本の側翼には細かい毛が密生
これらの構造で、地面を歩く虫(とくにアリ)を、うまくピッチャーの口まで導きます。

蜜のにおいに誘われた虫は、中へ入った瞬間につるつる滑って底に落下!
中には消化酵素の入った液体があり、虫はやがて消化されて栄養になります。
いったん落ちると、内側の段差や形状により脱出できません。

学名:Cephalotus follicularis
植物分類:セファロタス科セファロタス属
    (フクロユキノシタ科フクロユキノシタ属)
原産地:オーストラリア南西部



展示イベント

スプリングフェスティバル~春色に、心ときめく空中散

期間:2026年3月14日(土)~5月10日(…

詳細を見る

今週のイベント

アロマセラピー教室 アロマセラピーは香…

詳細を見る

2026年 ヒスイカズラ情報

開花中のヒスイカズラが増えてきました!ぜひご来…

詳細を見る

青色コチョウラン “ ブルージーン® ”

【展示室2】 長年多くの育種家が挑戦して…

詳細を見る


    

トップへ戻る