マンドラゴラ・アウツムナリス
【アトリウム】
ギリシャ神話、旧約聖書創世記にも登場するたいへん古い時代から知られている植物で、多厚した根が二股になっていることから、しばしば人間に例えられ、さまざまな伝説を生み出してきました。
一般に、ヨーロッパでマンドラゴラとして知られているものに秋咲きで青い花を咲かせるアウツムナリス種(別名:フィーメイル(雌)・マンドレイク)が開花しています!
そして、春咲きで白い花を咲かせるオフィキナルム種 (別名:メイル(雄)・マンドレイク)も同時開花!現在、当館では「雌雄」「ご夫婦」で同時に展示中です!
Mandragora autumnalis
Mandragora autumnalis
Mandragora autumnalis
この植物を有名にしている言い伝えの一つに、「引き抜く際に、恐ろしい悲鳴を聞いた人間は狂死し、そのため、黒い犬に引き抜かせ、身代わりにさせた」いうのがあります。人気を博した“ハリー・ポッター”の映画の中で、薬草学の授業中、大きな耳あてをしてマンドラゴラの植え替え作業をしていた1シーンがありました。
また、媚薬効果、受胎効果があると信じられ、古代エジプト時代の壁画に、マンドラゴラの匂いを嗅ぐ女性たちの像が描かれた壁画が残されています。
全草に幻覚症状をおこすアルカロイドを含むため、このような数々の伝説が作られたのかもしれません。
学名:Mandragora autumnalis
植物分類:ナス科マンドラゴラ属
原産地:地中海沿岸地方東部
マンドラゴラ・オフィキナルム
【アトリウム】
ギリシャ神話、旧約聖書創世記にも登場するたいへん古い時代から知られている植物で、多厚した根が二股になっていることから、しばしば人間に例えられ、さまざまな伝説を生み出してきました。
一般に、ヨーロッパでマンドラゴラとして知られているものに春咲きで白い花を咲かせるオフィキナルム種(別名:メイル(雄)・マンドレイク)が開花しています!
そして、秋咲きで青い花を咲かせるアウツムナリス種 (別名:フィーメイル(雌)・マンドレイク)も同時開花!現在、当館では「雌雄」「ご夫婦」で同時に展示中です!
Mandragora officinarum
Mandragora officinarum
Mandragora officinarum
この植物を有名にしている言い伝えの一つに、「引き抜く際に、恐ろしい悲鳴を聞いた人間は狂死し、そのため、黒い犬に引き抜かせ、身代わりにさせた」いうのがあります。人気を博した“ハリー・ポッター”の映画の中で、薬草学の授業中、大きな耳あてをしてマンドラゴラの植え替え作業をしていた1シーンがありました。
また、媚薬効果、受胎効果があると信じられ、古代エジプト時代の壁画に、マンドラゴラの匂いを嗅ぐ女性たちの像が描かれた壁画が残されています。
全草に幻覚症状をおこすアルカロイドを含むため、このような数々の伝説が作られたのかもしれません。
学名:Mandragora officinarum
植物分類:ナス科マンドラゴラ属
原産地:地中海沿岸地方(イタリア北部バルカン半島西部)
ロウバイ
【展示室3】
冬に咲く香り高い花「ロウバイ(Chimonanthus praecox)」
ロウバイは、英語では「ウィンタースイート」や「ジャパニーズ・オールスパイス」と呼ばれる落葉性の低木です。樹高はおよそ3〜4.5m、幅は2.5〜3.5mほどに育ち、中国の森林地帯を原産としています。
最大の魅力は、真冬に咲く芳香のある花。12月から1月にかけて、葉の落ちた枝に直径2〜4cmほどの花を咲かせます。温暖な地域では、わずかに葉を残した枝に花がつくこともあります。分布の北限に近い地域では、開花が2〜3月頃になることもあります。
花は多数の花被片からなり、淡い黄色から硫黄色を基調に、中心部が紫褐色に染まるのが特徴です。前年に伸びた枝に花をつけ、寒い季節の庭に甘い香りを運んでくれます。
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春になると花のあとに葉が展開します。葉は対生で、光沢のある緑色。形は楕円形から卵形で、長さは最大15cmほどになります。秋には黄色に紅葉し、季節の移ろいも楽しめます。
属名 Chimonanthus は、ギリシャ語の「冬(cheimon)」と「花(anthos)」に由来し、「冬の花」を意味します。また、種小名 praecox は「非常に早い」という意味で、早咲きであることを表しています。
寒い季節に咲く、香り高い花木として、ロウバイは庭木や観賞用として古くから親しまれています。
学名:Chimonanthus praecox
別名:カラウメ
植物分類:ロウバイ科ロウバイ属
原産地:中国
マユハケオモト
【展示室1】
マユハケオモトは眉刷毛のような花なのでこのような名前がついています。花茎の長さは10~20cm、糸状の雄しべが眉刷毛(まゆはけ)のように見え、万年青(おもと)に似た幅広い葉をつけることから日本では「眉刷毛万年青」と呼ばれています。
アフリカ南部に固有で22種あります。全て大きな肉質の鱗茎をもち、乾燥した地域に適応しています。日陰を好む常緑の植物で、緑色の鱗茎は部分的に露出しており、2~6枚の葉をつけ、純白の直立する花をつけます。
他に赤花で同じ仲間のハエマンサス・ムルティフローラという夏咲きの種類もあります。
学名:Haemanthus albiflos
和名:マユハケオモト
植物分類:ヒガンバナ科ハマエンサス属
原産地:熱帯アフリカ~南アフリカ
ハイドゥンツバキ(カイドウツバキ)
【特別展示室】
約100年以上前に発見されていますが、現在までほとんど知られていなかった種です。
高さ2~3mになる半耐寒性常緑低木で、樹々の下などの暗い場所に生育するツバキの仲間です。ほとんどのツバキは頂生(ちょうせい)といって、枝の先に花を付けますが、この種は腋生(えきせい)、つまり葉のつけねの部分に花を付けるタイプです。
花の色は桃紅色、質感もこれまでにはない肉厚で、蝋細工のように美しい花が魅力です。花弁は6弁以上つき半八重に見えます。また、白花品種も存在しており、清らかさを象徴するような純白の花を咲かせます。赤みを帯びた新芽との対比が美しいのも特徴です。当館では、白花も栽培展示を行っており、時期によっては、紅白同時開花を迎えます。
カイドウツバキ(海棠椿)とも呼ばれ、ベトナム語で「海棠」は「Hi Duong」、日本語では「ハイドゥン」「ハイドン」と呼ばれています。ベトナムのテト(旧正月)にはこの花が使われるようです。
2018年時点で、国際自然保護連合(IUCN)により野生では絶滅したと宣言されており、現在は植物園や栽培下でのみ生き残っています。
学名:Camelia amplexicaulis
和名:カイドウツバキ
別名:ハイドゥン(Hi Duong)、ベトナム椿
植物分類:ツバキ科ツバキ属
原産地:ベトナム北部
ポインセチア
【展示室5、アトリウム】
ポインセチア(Euphorbia pulcherrima)は、トウダイグサ科(Euphorbiaceae)に属する常緑性の低木です。原産地はメキシコおよびグアテマラで、19世紀初頭に植物学者でありメキシコ駐在大使でもあったジョエル・R・ポインセットによってアメリカ合衆国に紹介されました。種小名の pulcherrima はラテン語で「最も美しい」という意味を持ちます。
自生地では海岸沿いや乾燥した熱帯林に生育し、高さ3~4メートルほどに成長しますが、観賞用として流通するものは、鉢植え向けに改良され、高さ60~90cmほどに抑えられています。現在では、クリスマスを代表する装飾植物として世界中で親しまれています。
ポインセチアの「花」に見える鮮やかな赤やピンク、白などの部分は、実際には花弁ではなく「苞(ほう)」です。本当の花は、苞の中心にある黄緑色の小さな杯状の構造をしている部分です。
冬から春にかけて開花し、装飾的な苞が小さな花を引き立てています。
葉は濃緑色の卵形で、切れ込みの有無には個体差があります。茎や葉を傷つけると、トウダイグサ科特有の乳白色の樹液が出ます。

原種のポインセチアは赤色のみで、色持ちも短いものでしたが、現在では改良が進み、コンパクトで丈夫、長期間楽しめる品種が主流です。赤が最も人気ですが、白、ピンク、サーモン、アプリコット、黄色、クリーム色など、数百種類もの品種が存在します。中には、斑点状や大理石模様など、1枚の苞に複数の色が入る個性的な品種もあります。
開花後は観葉植物としても楽しめ、夏の間は屋外で育てることも可能です。ただし、自然条件下ではクリスマス時期に再び開花させるのは難しく、主に観賞用として楽しまれています。
ポインセチアは、現在もクリスマスシーズンにおける鉢植え植物の中で、最も経済的価値の高い植物のひとつです。
学名:Euphorbia pulcherrima
別名:ポインセチア、クリスマスフラワー、ショウジョウボク(猩々木)、
メキシカン・イースター・フラワー
植物分類:トウダイグサ科トウダイグサ属
原産地:メキシコ
クレロデンドルム・スペキオスム(ベニゲンペイカズラ)
【展示室2】
クレロデンドルム・スペキオスム(Clerodendrum × speciosum)は、アフリカ原産のゲンペイクサギ(Clerodendrum thomsoniae)とベニバナクサギ(Clerodendrum splendens)の交配種です。
名前のとおり華やかで見事な常緑つる性低木です。
ハート形の葉に、夏から秋にかけて赤い花と、つぼみの頃は桃色、開花時には白っぽく変化する美しい苞を房状につけ、そのコントラストがとても魅力的です。秋には青い実をつけることもあります。
濃緑色で深い葉脈の葉と、長い茎の先端に咲く花姿は存在感があり、日向から日陰まで幅広い環境に順応するため、育てやすいのも魅力です。トレリスやフェンス、アーチ、柱などに誘引することでより美しく仕立てることができ、風を避けられる場所での地植えが特に向いています。
鮮やかな花色が季節を通して楽しめる、観賞価値の高いつる植物です。
学名:Clerodendrum × speciosum
植物分類:シソ科クサギ属