2025年6月20日。昨年と同じ株からつぼみが付き、無事に開花しました!
今年の紅花山玉蘭は薄紅色のきれいな色の花となりました!
2000年に開催された国際園芸・造園博「ジャパンフローラ2000」(以下淡路花博)のために、中国・雲南省にある昆明植物研究所より淡路夢舞台温室へ贈られた「紅花山玉蘭」。
日本では当館のみ保有の貴重な植物です。
お椀ほどの大きさの花びらが平らになって並び、その中央にしべ類が柱状に集合している様が、お釈迦様が蓮座に座っているように見られることから「仏教の聖花」ともいわれている貴重な花木です。
学名:Magnolia delavayi forma
和名:紅花山玉蘭(べにばな・さんぎょくらん)
科属:モクレン科モクレン属
原産:中国・雲南省
淡路花博開催から2年後の2002年8月13日、日本で初めて紅花山玉蘭(Magnolia delavayi forma)が開花し、その後はなかなか花を見ることがありませんでした。
日本でただ一つの花でありながらも、当時贈られた株は2002年の開花後に枯れてしまい、挿し木で維持をしてきました。
2002年に挿し木をしてから、最初の花が咲いたのはそれから14年後の2016年6月22日(水)でした。
6本の挿し木のうち1本につぼみがつき、ついに開花を見ることができました。
その後、2019年6月24日(月)には、2002年の挿し木6本のうちの1本からさらに2007年8月26日に挿し木をし、育てた株が開花しました。
そして2024年、初めての開花から24年が経ち、今回はとても貴重なつぼみが2つつき、ついに花が咲きました。
2002年、2016年、2019年、2024年―2025年!
今年は昨年と同じ株から花が咲き、その花色も薄紅色でとても綺麗な花でした。
来年も綺麗な花色を見ていただけるよう、そしてたくさんの花が咲くように頑張ります。