ハラン(葉蘭/馬蘭)

2026年3月17日

 

【展示室3】

緑色の大きくてつやのある葉が、とても美しいハラン(葉蘭)は、蘭とは名前につきますが、キジカクシ科という科に属する常緑多年草。

葉には殺菌作用があるので、料理の仕切りなどに添えられることがあります。

花は直径3センチほどの赤褐色で多肉質、お椀状で単生し、地面にめり込んだように咲きます。ほのかにキノコのようなにおいを発し、キノコバエと呼ばれるハエ類に花粉を運ばせます。

花期は3月~5月で、株元に咲きますが、大きな葉に隠れて気づかれないことも多いです。花が終わると甘い香りを漂わせる緑色の果実が出来ます。地下茎は丈夫で横に這い、多くの根が出ます。

世界で最も変わった花と呼ばれるハラン(葉蘭)。ハランの花粉の運び手は、翅 (はね) を持たない土壌動物(メクジやヨコエビの仲間)によるとされ、他にほとんど例がないことから「世界で最も変わった花」と呼ばれていました。しかし、2017年に、他の植物と同じように飛ぶ昆虫(キノコバエ)によって運ばれていることが明らかになりました。「世界で最も変わった花」は、そこまで風変わりではなかったと言えるかもしれません。

学名:Aspidistra elatior
植物分類:キジカクシ科ハラン属
原産地:日本、中国
■中国では、大きなランという意味の「馬蘭(バラン)」と呼ばれ、
のちに「葉蘭(ハラン)」と呼ばれるようになり

トップへ戻る