ロウバイ

2026年1月1日

【展示室3】

冬に咲く香り高い花「ロウバイ(Chimonanthus praecox)」

ロウバイは、英語では「ウィンタースイート」や「ジャパニーズ・オールスパイス」と呼ばれる落葉性の低木です。樹高はおよそ3〜4.5m、幅は2.5〜3.5mほどに育ち、中国の森林地帯を原産としています。

最大の魅力は、真冬に咲く芳香のある花。12月から1月にかけて、葉の落ちた枝に直径2〜4cmほどの花を咲かせます。温暖な地域では、わずかに葉を残した枝に花がつくこともあります。分布の北限に近い地域では、開花が2〜3月頃になることもあります。

花は多数の花被片からなり、淡い黄色から硫黄色を基調に、中心部が紫褐色に染まるのが特徴です。前年に伸びた枝に花をつけ、寒い季節の庭に甘い香りを運んでくれます。

春になると花のあとに葉が展開します。葉は対生で、光沢のある緑色。形は楕円形から卵形で、長さは最大15cmほどになります。秋には黄色に紅葉し、季節の移ろいも楽しめます。

属名 Chimonanthus は、ギリシャ語の「冬(cheimon)」と「花(anthos)」に由来し、「冬の花」を意味します。また、種小名 praecox は「非常に早い」という意味で、早咲きであることを表しています。

寒い季節に咲く、香り高い花木として、ロウバイは庭木や観賞用として古くから親しまれています。

学名:Chimonanthus praecox
別名:カラウメ
植物分類:ロウバイ科ロウバイ属
原産地:中国

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