花色が宝石の翡翠に似ていることから名づけられたヒスイカズラ。
ただいま見ごろを迎えています⇒5/5現在、開花数が少なくなりましたが、ご覧いただけます。
ヒスイカズラ Strongylodon macrobotrys
マメ科ヒスイカズラ属 原産地:フィリピン
フィリピン、ルソン島に自生する熱帯つる性植物です。
藤のように花穂を長く下垂させ、長さ7.5cmほどの美しいエメラルドグリーンの花を多数咲かせます。その穂の長さは、時に1m以上に及ぶこともあります。
ヒスイカズラの和名は、花色が宝石の翡翠(ひすい)に似ていることから名づけられました。同様に英名も、ジェードバイン(ジェード:翡翠、バイン:つる)とよばれます。
花も無数にありますが、このように目が覚めるような鮮やかな色の花を咲かせる植物は、他ではなかなか見受けません。
栽培には高温を要し、大型になることから一般家庭での栽培は難しく、もっぱら植物園などでの栽培に限られます。当館では、2000年の花博に合わせて植栽され、2005年に初めて開花しました。
以後、花数の多い少ないはございますが、毎年この時期に美しい翡翠色の花を見せてくれています。
2022年はたくさんのつぼみが下り、 無事に開花しました。