【展示室3】
シュウメイギクは、夏の終わりから秋にかけて美しい花を咲かせる多年草です。
高さは60~75cmほどに成長し、細くしなやかな茎の先に、白や淡いモーブピンク色のカップ型の花を咲かせます。中央の緑色のボタン状の部分を黄色い雄しべが取り囲む姿は、控えめながらとても華やか。花茎は風に揺れるため、「ウィンドフラワー(風の花)」の愛称でも親しまれています。
原産地は中国中部や南西部の草地や小川沿いですが、日本で長年栽培されるうちに野生化し、
「日本原産」と誤解されることもあります。
基部にロゼット状の葉をつけ、葉の裏は柔らかい毛で覆われ、葉のギザギザとした縁もかわいらしい特徴です。
アネモネ・フペヘンシスは、晩夏〜秋の庭に華やかさをプラスしてくれる頼もしい宿根草です。
自然に群生する姿も楽しむことができ、手間はかかりますが、毎年美しい花を咲かせてくれます。
学名:Anemone hupehensis
植物分類:キンポウゲ科アネモネ属
原産地:中国、台湾
